みどりのまちづくりセンター <地区まち>みんなで地域のまちづくりを/common_new/images/midorino_logo.png

03-3993-5451(直通)
HOME まちセンの、とある1日 > 【報告】景観ウォッチング 石神井のまち歩きを行いました

【報告】景観ウォッチング 石神井のまち歩きを行いました

2010年11月28日のできごと

秋です。紅葉まっさかりの石神井公園には、子どもを連れてお散歩をしている家族、犬を散歩させている人、ジョギングをする人、たくさんの人が水辺沿いの道にあつまっていました。11月下旬にしてはぽかぽかと背中があたたかい…。
101128_keikanwatching_2.jpg
ネコも散歩に出るんだぞ。

「散歩が変わる、景観がわかる景観ウォッチング」

そんな日曜日、14名の方が景観ウォッチングに参加。
「石神井公園まではとても近くて、よく散歩をしに来るのだけど、『散歩が変わる』なんて、どんな風に変わるのかしら。楽しみに来ました」
「公園はよく歩くけれど住宅街を歩くなんて、あまり普段しないから」
「昔よく通学路で歩いていたところ。先日テレビで石神井公園が放映されて、改めて歩いてみたいなと思いました」
とは参加者の声。

まずは石神井庁舎にて、まちづくり専門研究員・中島より、「ただぶらっと散歩をするのではなく、普段のまちの見方がちょっとでも変わるような視点、例えば地形や道のかたちを意識しながら歩いていただければ」と、12のポイントが挙げられ、スライドにて詳しく説明が行われました。
【ポイント1】石神井庁舎裏の古い道(道の形、古さと人の往来を感じる道)
【ポイント2】風致地区内住宅地(石神井池への眺望のバリエーション)
【ポイント3】2つの池の対比がある石神井公園
【ポイント4】川へと下るみどりの軸をもつ氷川神社
【ポイント5】川と寺社を巡る遊回路~旧早稲田通り
【ポイント6】橋のたもとのオープンスペース~さくらの辻公園
【ポイント7】地形をなぞる石神井川沿いの住宅地
【ポイント8】細い水路敷と川の広がりのコントラスト
【ポイント9】折れ曲がり街路が演出する商店街の賑わい
【ポイント10】南田中住宅と桜の整ったスカイラインのある河川景観
【ポイント11】川の名残がつくる街路のカーブと斜面地の松の風景
【ポイント12】坂道とみどりの印象的な街路~都市計画道路補助132号計画地
※風致地区とは、主に都市の自然美を維持するために都市計画法に定められ、建築や樹木の伐採などが制限されている地区。練馬区には石神井のほか、大泉風致地区があります。
☆解説ポイントの詳細はこちらファイルをダウンロード
☆まち歩きルートマップはこちらファイルをダウンロード

普段何気なく歩いている風景の中にも、分析してみるとこれだけのポイントがあります。
軽くポイントを頭に入れたら…いざマップを片手に出発。2班に分かれて説明を受けながら、じっくりと4Kmコースを歩きました。
101128_keikanwatching_3.jpg
住宅街の道だって散歩を楽しむポイントが隠されている
101128_keikanwatching_4.jpg
坂を下った先はボート池。住宅地と公園のみどりが繋がる
101128_keikanwatching_5.jpg
氷川神社境内よりまっすぐに伸びる参道。まちと神社をつなぐ空間
101128_keikanwatching_6.jpg
大谷石の塀。凝った意匠を愉しみながら歩く
101128_keikanwatching_7.jpg
石神井川に南田中住宅と桜並木が調和している
101128_keikanwatching_8.jpg
至るところに水色に塗られた水路敷を発見
101128_keikanwatching_9.jpg
夕暮れ時のにぎわう商店街

参加者の感想

最後に石神井庁舎に戻ってきたら、参加者からまち歩きの様々な感想や意見をいただきました。
「仕事をしていたときは、家と駅の間の道しか知らなかった。今回、人工池と自然池の違いを説明され、目からウロコだった。川に向かって下り坂になっていることが、歩きながらわかった。これからの散歩は、見方がかわるのではないかと思う」
「石神井公園はいつも行く場所。ひとつ裏の道は行ったことがなかった。裏の道、細い道は壊さずこのまま残してほしい。最近は景色を見たくてもゆったり歩けない。今回は、通りの庭を見ながら楽しめた」
「春に行ってみたいのは石神井川の桜並木。残念なのはトイレもなければベンチもないこと。整備がもっと整えば散歩道としての楽しみ方が増えるのでは」
「『解説ポイント7』の場所は、いつもよく歩いている場所。普段は高い壁の方に気が行ってしまい、塀の模様は全く気づかなかった。非常に面白かった。今度は色々見てみたい」

みなさんが何気なく、「いい風景だな」「気持ちのいい道だな」「おもしろいな」と思うその先には、きっとまちを素敵に魅せる景観のポイントが隠されているはずです。今回まち歩きに参加された方が、他の地域でお散歩をするとき、そして、他の誰かを誘って歩くとき、この日の景観ポイントを思い出しながら歩いていただくと、またたくさんの新しい視点が生まれるに違いありません。
「なんとなくいいな」を追求して、「どうしていいのかな?」を意識しながら、みなさんもお散歩をしてみてはいかがですか?

※景観ウォッチングは、参加者にまち歩きを楽しみ、まちに対する理解を深めてもらうため、20名以下に限定して実施しております。