平成21年度 第2回まちづくり講座
「それって景観?」―みんなでつくろう練馬の景観― を開催しました
投稿日:2009/12/09(水)
カテゴリ:まちづくり講座の報告
11月14日(土)(社)東京建築士会練馬支部景観部会のコーディネートにより、現在、練馬区内でまちづくり活動に関わる4名のパネリストをお迎えして、練馬区の景観について議論を行いました。当日は19名の方にご参加いただきました。

◎区民による円卓会議◎
練馬区では、現在「(仮称)練馬区景観計画」の検討を行っています。これを契機として、練馬区の景観について、広く区民の方と意見・情報交換、景観に関するイメージの共有を行う場として今回の会議が開催されました。今回の会議には、「すでに行われているまちづくりの活動や日常生活そのものが景観である」というメッセージが込められていることから、パネラーとして現在、練馬区内でまちづくり活動に関わる方々をお迎えしました。
パネラー/コーディネーター:
・竹谷 恭子氏(光が丘まちづくりフォーラム):地域まちづくり
・谷口 紀昭氏(江古田アートエコプロジェクト):環境まちづくり
・渡邉 嘉之氏(練馬区教育委員会学芸員):歴史・文化のまちづくり
・岩間 有希氏(ネリマ・ベジタブル・カフェ):農と食のまちづくり
・西 和彦氏 (Nerima景観まちづくり会議):景観まちづくり
・杉崎 和久氏(練馬まちづくりセンター):コーディネーター

左から、パネラーの谷口氏 竹谷氏 コーディネーターの杉崎氏

左から、パネラーの西氏 岩間氏 渡邉氏
会議に先立ち、東京建築士会練馬支部副会長であり、東京建築士会景観部会長の奥村 隆史氏より趣旨・背景説明として、なぜ日本で景観に対する意識が高まっているのか、年代ごとの景観活動の流れ、今後の景観への考えについてお話いただきました。
■資料をダウンロード
パネラーの皆さんからは、それぞれの行っているまちづくり活動を、スライドを使いながら紹介していただきました。そのなかで、練馬区教育委員会学芸員の渡邉 嘉之氏からは、「郷土史研究の立場からみた、練馬の景観」についてお話いただきました。渡邉氏によると、かつて練馬には都心の人の心を和ませるような風光明媚な風景があり、それが今でも農地の風景やみどりのある風景のなかで見られること。そして、それが練馬らしい景観であり、人々の心を和ませているということで、練馬の景観に対して新しい視点となるお話を伺うことが出来ました。
Nerima景観まちづくり会議の西 和彦氏からは、京都や金沢のように歴史的景観資源を持ち合わせない「普通のまち」練馬の景観づくりについてお話いただきました。練馬には、様々なまちづくり活動が、非常に活発に行われており、このことが、練馬の景観づくりにとっての資産である。まちづくり活動と景観活動がお互いに意識し、意見・提案をしあうことを出発点してはどうかという提案をしていただきました。
第一部のディスカッションでは、パネラーの方々に自身の活動を通して、景観についてのご意見を伺いました。
まず、パネラーの皆さんに今回の会議に呼ばれ、改めて自身の活動と景観についてどのように考えたかをパネラーの皆さんにお伺いしました。その次に、自身の活動が具体的に、どう景観に貢献できるかという考えをお伺いしました。
休憩をはさみ、第二部は、講座の参加者の方からの意見・質問を交えながらディスカッションを行いました。参加者の方からは、まちづくり・景観づくりをしていくうえでの人とのつながりの持ち方、景観に関する意識の共有、景観を守るためのコストについて、日常生活において重要な設備と景観との調和についてなど、様々な意見や質問をいただき、非常に活発な議論となりました。

今回の会議では、普段景観を意識しない日常の活動や生活を切り口に、景観についての議論が行われ、「景観」という馴染みのないものが、実はとても身近なものであったということが明らかになりました。また、景観を少し意識するだけで、まちの表情は変わっていくという考えが共有できたのではないかと感じました。そして、現在でも「練馬らしい、いい景観」が残っており、その景観を改めて発見し、よさを知り、守っていこうという意識も、景観を考えていく上で重要であると感じました。今後、景観に対するアプローチに関して考え、深めていければと思います。
☆練馬区の景観の情報については練馬区景観Web siteのHPをご覧ください
http://www.city.nerima.tokyo.jp/mati/keikan/page02.html
■当日のレジメをダウンロード
■会議の詳細につきましては、議事録をご覧下さい。
議事録をダウンロード



