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【スタッフ日記】「その土地に永く住むということ」

 田中一広 2019.05.15

「その土地に永く住むということ」

先日、憩いの森※に関係する事業で、代々練馬の地に住んでいる方から話を聞く機会があった。
ルーツをたどると、江戸城を築いたといわれる太田道灌の頃から関ケ原合戦の時代にかけて、美
濃方面から戦の戦勝などに絡んで武蔵野の地に越してきたのではないかという話を伺った。
中世における練馬では、石神井城主の豊島氏が有名で、豊島氏の名前にちなむ「としまえん」も
ある。同様に名をたどるという視点で調べると、高野台にある長命寺というお寺では、「増島氏」
より寄贈された碑や建造物が多くあることを知り、当家の墓誌を拝見すると古くは寛永から記録さ
れていて、時代は1600年代前半ということになる。さらに、増島の名を冠して戦国時代に築かれた
「増島城」は、現在の岐阜県飛騨市にあり、当時織田信長が美濃を制圧した時代のものだ。このよ
うなことからも美濃地方と練馬とのつながりを紐解くひとつのヒントといえる。
 人がその土地に移り住むということが、どのようなきっかけや動機なのかは様々であるが、住ん
だあとにその土地に愛着を持ち、足跡を残すことは、歴史のアーカイブスに寄与することであり、
後世になって土地のなりたちなどをたどるとき、思いがけず貢献することになるものだと感じた次
第である。

※憩いの森=練馬区内に残る樹林地等を区が所有者から借りて開放しているもの。(練馬区HPより)

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