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【スタッフ日記】話し合いの場を可視化するテクニック

中平 2019.10.21

冬の足音が聞こえてくるような寒さですね。
こんにちは。まちセン中平です!

突然ですが、みなさんは「話し合いの場」におけるお悩みはありますか?
家庭で、仕事で、活動団体で...
2人以上で1つの目標を達成するために、必ず必要になるのが話し合いですね。
「同じ話が繰り返し出てきて、時間が長引く」
「なかなか結論が出てこない」
「自分の思っていることがうまく伝わらない」
「話が飛躍しすぎて、今何の話をしているのか分からなくなる」
などなど、ちょっとしたすれ違いやモヤモヤで、
話し合いの場自体が重い空気になってしまうこともあるのではないでしょうか。

まちづくりセンターの事業では、ふせんや模造紙を使ってワークショップを行ったり、
模造紙やホワイトボードに板書するなど、
ひとりひとりの意見を目に見える形にして共有する手法をよく活用しています。
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▲昨年度西本村憩いの森で行われたワークショップ

発言や話の流れを、リアルタイムで全員が見られる形で記録していくと、
 ・ 話し合いの方向性を舵取りできる
 ・ 話している内容のヌケ・モレ・認識の違いを発見できる
 ・ 自分の発言が正しく受け取ってもらえたと参加者が感じ、安心できる
 ・ 発言者の立場などに関わらず、対等に発言しやすくなる
 ・ 振り返りがしやすい、そのまま記録として使える
などのメリットがあります。

このように、話し合いを目に見える形にする(可視化する)手法は、
「ファシリテーショングラフィック」などと呼ばれていますが、
最近、文字だけでなく絵を多用して記録する「グラフィックレコーディング」という手法も注目されてきました。

練馬区でも、区民協働交流センターで、地域活動団体の方に向けて
グラフィックレコーディング講座が開催されるなど、盛り上がりを見せています。
先日、私も区民協働交流センターの講座に参加させていただきました。
参加者の方は絵が苦手な方も多かったのですが、
絵を描くことで、どんどん笑顔になっていくのが印象的でした。
講座の詳しい内容は、こちらのページをご覧ください。↓
区民協働センターFacebook

私自身も、話し合いを書き留めていく中で、どうしても字が多くなってしまい、
分かりづらくなるのが悩みだったので、最近グラフィックレコーディングを学んで、実践しています。

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▲模造紙と水性ペンでリアルタイムに記録している様子

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▲実際に描いたもの

私が実践していく中で感じたのは、
ファシリテーショングラフィックは話し合いの流れを構造化し、
分かりやすくまとめたり、結論を出すことに向いている一方で、
グラフィックレコーディングは、絵が加わることにより、
 ・ 認識をより統一しやすくなる
 ・ 場の空気・雰囲気を記録できる
 ・ イメージが膨らみ、アイデアが広がりやすくなる
といった効果が期待でき、
新たなアイデアを生みたい場面や課題の共有に向いているのではないかということです。

そこで、上記のような場面で板書をする方に、
簡単に真似できそうなコツをいくつかご紹介します。

① 文字は全員に見えるように大きく!見やすく!
  ⇒ 太字・細字があるペンなら、太字で書く。
    ゴシック体のような、四角い字を意識して書く。
    模造紙を使うなら、30分で1枚使い切るくらいの大きさで書く。

② 発言者の意図を正しく記録できるようにする。
  ⇒ まとめすぎない。
    発言の意味が分からない、描き表しづらい場合は、発言者に聞き返す。
    「どういう風に書けばいいですか?」と聞けるのも、板書するときの特権!
    最後に振り返りながら、意図と違った記録になっていないか確認すると良いです。
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③ 発言者の「気持ち」を表情で描く
  話している内容に関係するものをアイコンで描く
  ⇒ 全てを絵で表すのはなかなか難しいので、アイコンを入れるだけでも場の空気が伝わります。
    携帯やスマホの絵文字が参考になりそうです。
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今回は、新たなアイデアや課題の解決を生むための
話し合いの工夫の紹介でした!
他にも、みなさんが実践している話し合いのポイントやワザがあれば、ぜひ教えてくださいね。