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【福まちブログ】ユニバーサルデザイン事業者研修を実施しました その2

令和2年度ユニバーサルデザイン事業者研修「小さな建物を使いやすくする空間づくりのヒント」第2回の様子をご報告します。

★開催のチラシはこちら
★第1回の報告はこちら

第2回 小さなビルが大変身!その舞台裏 ~福祉転用事例から、使いやすい建物の設計を考える~

第2回は、専門講座として、講義とともに設計事例の現地見学を実施。
見学先は、「社会福祉法人つくりっこの家」のクラブハウス。
クッキー工房や日中活動のためのスペースなどがある、「つくりっこの家」の活動拠点です。
飲食店兼住居として使われていた3階建てのビルを、福祉事業所として改修した事例です。

第1部では、
つくりっこの家クラブハウスで行っている活動について、つくりっこの家の方より、
クラブハウスの設計について、設計を担当した方に、
施主・設計者それぞれの立場から講義をいただきました。

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つくりっこの家クラブハウスは、元は別の場所で活動されていましたが、
2019年に現在の建物に、移転してきました。
「新型コロナウィルス感染症が流行している状況下でも、新クラブハウスの建物だから
活動が続けられています。もし以前の建物だけだったら、
活動を休止せざるを得なかったと思う」と代表の方からうかがいました。

現在は、バリアフリー法の定めにより設計段階でバリアフリー化されますが、
今回の建物はバリアフリー法ができる前に建てられたもの。
設計者の方からは、既存の建築物を活用する際の手続きや耐震化に加え、
バリアがたくさんある建物をどうバリアフリーにするか。
また、福祉事業所としての事業を行うために必要な機能を小さな建物にどう入れ込むかなど、
設計に関わるハードルがたくさんあったこと、
それらをどのように工夫していったかをうかがいました。

第2部では、グループに分かれてクラブハウスを見学しました。

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普段の活動内容を説明いただきながら、施設内を見学

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クラブハウスの1階にある売店
 
第3部では講義会場に戻って、
バリアフリーの専門家によるミニ講義と練馬区福祉のまちづくりに関する制度の紹介、
それぞれの視点から「連携」や「協働」についてのディスカッション等を行いました。

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ミニ講議で「既存の建築物の改修、とくに福祉施設に転用する際には、
事業者(施主)、設計者、行政など関係者がそれぞれ知恵を出し合い、
連携していくことが不可欠」というお話がありました。
設計者の方からの「今回の設計を担当してみて、
福祉のまちづくり推進条例は、適合するかしないか○×で考えるものではなく、
一緒に相談しながらよりよい整備にしていくための仕組みなんだなと感じた」というお話や、
施主の立場からの「設計者の方を信頼していたので、お任せできた」
という言葉が印象的でした。
また、「福祉施設を開設する際は、早めに行政に相談に来ていただきたい」と
区から話がありました。
 
誰もが使える施設として活用できるように空間整備をするには様々なハードルがありますが、
解決につながる道筋が見えてくるようなお話を、たくさんお聞きすることができました。

■参加者からいただいた感想
・「お互いの連携をはかるために、専門用語ではなく、共有できる言葉で話す」
 「福まち条例は○×ではなく歩み寄りのための制度」とてもよい話でした。
・ゼロからというよりマイナスからスタートして、
 きちんとした建物にされた良い事例を見られて大変良かった。

新型コロナウィルス感染拡大にともない、
これまでのような事業や活動が難しくなっている方も多くいらっしゃる現状ですが、
多様な方が社会参加できるまちが実現できるよう、
これからもみなさんと一緒に考え取り組んでいきたいと思います。

ご協力いただいた講師のみなさま、
見学・撮影協力をいただいた施設やお店の関係者のみなさま、ありがとうございました。

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